マリオネット FAQ 設定編

MICROLINK マリオネット

(最終更新日:2001年7月19日)

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FAQ 設定編

データファイルはどのように作成すればよいですか?

データファイルはメインとなる業務アプリケーションなどからテキストで出力して使用するのが本筋ですが、マリオネット上での開発段階でまだできていないことも考えられます。

このような場合には、notepad等のエディターやEXCELのCSV出力などを利用し簡単なダミーデータを作成するのが良いでしょう。

データファイルは複数同時に扱えるようですが、CSVとXMLのように様々な種類が混じっても大丈夫ですか?

様々な種類のデータファイルを同時に指定しても動作致します。

Excel雛型シートはExcel雛型として市販されているものも利用できますか?

利用可能です。たとえばJCN LAND社の「おまかせOFFICE Excel2000」は2000枚以上のビジネスフォームが収録されています。

但し、ソフトハウスがエンドユーザーに納める場合などにエンドユーザーにも雛型を購入してもらうなどライセンスには十分注意してください。

マリオネットを帳票ツールとして使用しシステム開発をすることにしました。この場合、運用後の簡単なフォーム修正はエンドユーザーでも可能ですか?

雛形シートは、ごく普通のExcelシートですので簡単に修正可能です。

システムに組みこんで使用する場合、どのようにすればよいですか?

マリオネットの実行モジュールを使用して組込みます。
具体的には、マリオネットで設定ファイルを作成し、テスト実行で確認した後、

MLEXCEL_Runtime.exe [設定ファイル]

 
というように実行モジュールだけを組込みます。
また、ショートカットを作成することにより、デスクトップ上から起動させることも可能です。

データ読込を速くするには?

読込元のデータ件数が多い場合、Excelシートへの展開が遅く感じられることがあります。
これを解決するためには、以下の方法があります。

  1. ページ単位で処理が可能な場合。(印刷など)[ページ設定] タブで [ページ毎に動作処理をする] を利用します。1ページ展開するたびに動作処理を実行し、2ページ目は雛形に新たにデータが展開されます。この場合、[動作] の設定では、最初に [表示なし]、最後に [Excel終了] をいれておくと良いでしょう。(バックグラウンド動作)
  2. 複雑な書式の展開は必要なく、リスト形式でデータをExcelに展開したい場合。[データファイル] [データ項目] [ページ設定] の設定は行わず、[動作] タブで [ファイル読込] または [ファイル挿入] を使用します。ファイル読込の場合には、読込元ファイルがシートとして展開されます。ファイル挿入の場合には、雛型シート上にデータが展開されます。
    これらの場合は、読込速度が劇的に速くなります。
    注:「ファイル読込」「ファイル挿入」機能は、XLSファイル、CSVファイル、HTMLファイル、クエリーファイルを読込むことができます。

雛形のページ展開処理を速くするには?

雛形をレコード件数に応じてシート上でページ展開する場合には、[ページ設定]タブの[改ページの際に複写するコピー元]を指定することになります。

この設定をA1:G50のようなセル単位でなく1:50のように行単位にすることで速度向上することができます。

マリオネット上のセルの取り込みボタンを押しても指定したセル座標が取りこまれません。

  1. 指定しているシートがマリオネットから雛型として起動されているシートか確認してください。雛形として起動しているExcelのキャプションには、
    Microsoft Excel[Marionetteから起動しています]-(ファイル名)
     

    と表示されています。

    テスト実行して起動されたシート上ではセル取り込みはできません。

  2. 指定したセルがシート上で編集状態になっている場合には、セル取り込みはできません。

動作指定で思ったような動作をしてくれません。

複数シートで構成されている雛型を扱う場合や、ファイル読込機能などで実行時にシートが作成される場合、現在どのシートを対象にした動作を指定しているかを意識する必要があります。

雛形シートが保存された時、アクティブになっているシートが基本的には、動作の対象シートになりますが、動作設定で「シート切り替え」機能を使用して明示的に指定しておくことをお勧めします。

動作の詳細指定欄で使用できるエイリアスのうち「セル参照」について詳しく教えてください。

エイリアスは「動作」の『詳細設定』欄で使用できる置換え機能です。

例えば最終セルを示す%_LCE%を使用する場合、「A1:%_LCE%」と指定すると最終セルがZ80であった場合には「A1:Z80」と指定したのと同等になります。

エイリアスの一つに「セル参照」機能があります。これは「%セル指定%」と指定すると指定したセルの内容を指定したことになります。

これを利用して、例えば、A1セルに『TEST』と書いてあるとすると動作指定で

名前をつけて保存 %A1%.xls

 
のように指定するとA1セルに書いてあるファイル名でExcelファイルを作成できます。
すなわち、

名前をつけて保存 TEST.xls

 
と指定したのと全く同じ動作になるわけです。
セル参照はブックやシートを含めた指定も可能です。
次のような書式になります。

[ブック名]シート名!セル名

 
セル参照のエイリアスはこのうち必要なところから記述し、前後を%で括れば良いわけです。
尚、ブック名が含まれている場合には事前にブックを読込んでおく必要があります。

テスト実行しても何も表示されず終了してしまいました。

動作設定で「表示 する」の設定が無い場合にこのようなケースになります。
「表示 する」の設定が無い場合には動作の最後に「Excel終了」を設定しておかないとExcelが知らないうちにメモリに常駐していってしまいます。
このような場合にはマリオネットとExcelを終了させた状態でCTRL+ALT+DELETEキーやタスクマネージャなどでExcelが常駐してしまっていることを確認し強制終了させてください。
新規に設定をする場合には、動作欄には、「表示  する」のみが設定されている状態になっています。
Excelを表示させずに処理だけを行いたいときのみ、「表示 しない」と「Excel終了」を設定してください。

ファイル名を指定するところはフルパスを入れたほうが良いですか? それともファイル名だけでよいですか?

ファイル名だけを入力した時のデフォルトフォルダーは[オプション]-[設定]の初期フォルダの設定で決定されます(どのフォルダが使用されるかはファイルの種類で変わります)。
この設定を変更すればデフォルトフォルダーの変更ができるため、開発環境と実行環境が違う場合には、ファイル名の指定だけにしておくとポータビリティが保たれます。

動作指定の並べ替えがうまく動作しません。

並べ替えをする場合には、並べ替えをするデータのどこかにカーソルがある必要があります。
「カーソル移動」を利用して位置を指定してから「並べ替え」を行ってください。
また、マリオネットの並べ替えはタイトル行があることを前提としていますので注意してください。

マクロ(VBA)も上手く利用したいのですが。

マリオネットの利点の一つに自動実行させても結果のシートにはマクロが残らないという点があります。
この利点を生かしつつマクロを利用するには、「ブック読み込み」機能と「マクロ起動」機能を利用します。
マクロだけが入ったマクロライブラリのブックを用意します。
このマクロではすべてアクティブシートやアクティブレンジに対する処理として記述します。
後は、マリオネットの「ブック読み込み」でこのマクロライブラリブックを読み込み、アクティブシートを切替ながら「マクロ起動」機能でコールするわけです。
このような方法をとれば結果シートを「名前をつけて保存」してもマクロは残りません。
もちろん、雛型にマクロをいれておき「マクロ起動」を実行することは可能です。

雛形シート以外の他のブックに記述されているマクロを起動するにはどのように指定すればよいですか?

「マクロ起動」の詳細設定で

ブック名!マクロ名

 
と記述します。
例えば、MACRO.XLSの中に書かれている”M1”という名前のマクロを起動するには

MACRO.xls!M1

と記述します。

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