BTOOL ver2.1/32CMD

dbMAGIC のポテンシャルを最大限まで引き出す高性能支援ツール誕生 dbMAGIC
Ver 4.x, 5.x, 6.x 対応

※BTOOL Ver2.1/32CMD には、BTOOL Ver2.0/16[DDF&dbMAGIC対応版が同梱されています。

dbMAGIC によるアプリケーション開発が本格化するにつれ、開発現場からさまざまな要求が聞かれるようになりました。
バッチ処理のスピードを改善したい、市販のカード型データベースのように絞りこみ検索をおこないたい、壊れたBtrieve ファイルを修復させたい、データの構造変更を伴うプログラム入れ替えを簡単におこないたい・・・などなど。

これらの要望にお応えするべく誕生したのが BTOOL for MAGICです。

独自の Btrieve ファイル読み込み方式により高速処理を実現

独自のデータ読み込み方式により dbMAGIC の処理スピードと比較し、6-20倍程度高速可能です。また、動作環境に応じた最適な方法(オープンモード、キーの種類、出力ファイル形式)を選択することができるのでデータ書き込みについても2倍以上高速な処理を実現できます。

強力なデータ修復機能

Btrieveファイルが壊れた場合、通常BUTILなどを使用して修復を試みることができます。しかし、壊れ方がひどい場合、修復は不可能となってしまいます。
BDUMPではこのようなファイルでも高い確率で修復が可能です。フィールド内容には関係なくレコード長さえわかれば修復は可能なのでdbMAGIC で作成した Btrieve ファイルにも活用できます。

汎用処理

Btrieveではデータベースのレコード情報をファイル内に持っていないので、この情報を」外部から与えてやる必要が生じます。このため、汎用言語でプログラムを組む場合レコード情報をプログラム内に埋め込んでしまうケースがどうしても多くなります。
BTOOL for MAGICではこの点をフィールド情報ファイルによって解決し処理の汎用性を実現しました。
BTOOL for MAGICの機能で実現できるものであれば、もう個別にプログラムを作成する必要はありません。

フィールド情報ファイル

フィールド情報ファイルには、 dbMAGICのデータ辞書出力(内部コード形式)がそのまま使用できます。
dbMAGIC 開発版があれば簡単に作成することができます。

Btrieveの機能をフルに活用

Btrieve には dbMAGIC では使用されていない多くの機能があります。BTOOL fordbMAGICではこれらの機能プラス独自機能を効率よく活用することができます。

  • ファイルオープンモード4種類+(追加モード、上書きモード)
  • プリアロケート
  • Btrieve ファイル形式(通常ファイル、データオンリーファイル)
  • キー種類(パーマネントキー、サプルメントキー)
  • データリード方法(独自順次、 Btrieve順次、Btrieveキー順)
  • ヘッダリード方法(無視、独自読み込み Btrieve 、標準読込み)
  • 入出力ファイル形式(Btrieve、BUTIL形式、CSV、固定長テキスト、DOS標準入出力)

BUTIL 形式のファイルもサポート

BTOOL for MAGIC どうしでデータを受け渡す場合、 BUTIL 形式を使用すると超高速な受け渡しを実現できます。
このファイル形式はBtrieve に付属している BUTIL.EXE と組み合わせた処理も可能です。

ネットワーク環境にも対応

BTOOL for MAGIC の動作は基本的に元フィールドからリードし、結果ファイルを新規に作成します。(BINDEXの一部機能を除く)。従って複数台のコンピュータから同一ファイルを元ファイルとしてりようしても影響を与えません。

また、dbMAGICによってオープンされているファイルを元ファイルとして使用する事も可能です。

マルチベンダー対応

BTOOL for MAGICは PC9801、FMR、DOS/V機など dbMAGICが動作する全ての機種で動作します。
また、BTOOL for MAGIC英語版(別売)も用意しています。

パッケージの内容

BGREP

高速キー無し検索。正規表現及び範囲指定 AND OR NOT で条件指定可能。
dbMAGICのすべての型をサポートし、文字型、メモ型では含む、含まない、前方一致、後方一致、完全一致などの指定が可能

入力ファイル
Btrieve/BUTIL形式
処理
キー無し検索
出力ファイル
Btrieve/BUTIL形式

BDUMP

高速テキスト化ツール・強力な Btrieve データ修復ツールとしても使用可能

入力ファイル
Btrieve/BUTIL形式
処理
テキスト化
出力ファイル
固定長テキストBUTIL/CSV

BGEN

固定長テキスト、 CSV, BUTIL 形式ファイルなどを高速に Btrieve ファイル変換。

入力ファイル
固定長テキストBUTIL・CSV
処理
Btrieve変換
出力ファイル
Btrieve/BUTIL形式

BINDEX

キーの追加、付け足し、サプルメントキー、パーマネントキーの変換などのキー操作を行う。

入力ファイル
Btrieve
処理
キー操作ファイル再構築
出力ファイル
Btrieve

BCHG

入力ファイル
Btrieve/BUTIL 形式
処理
構造変換
出力ファイル
Btrieve/BUTIL 形式

その他(ユーティリティー)

3.5 インチ(720KB)メディアで提供します。

開発ツールとして

  • dbMAGIC から呼び出して使用する事が可能。
  • 顧客検索、人事情報検索など非定型的な検索などに活用(BGREP)
  • 対話型絞り込み検索(BFIND[別売])
  • ワークファイル作成を高速に行いたい時(BGREP)
  • ホスト、オフコンなどへ渡すデータを高速に作成(BDUMP)
  • ホスト、オフコンなどからの大量のデータを高速に読み込み(BGEN)
  • dBASE, 1-2-3 などとのデータコンバート(BDUMP、BGEN)
  • CSV ファイルを固定長ファイルへ交換(BGEN)
  • Btrieve ファイル CSV ファイルへ交換(BDUMP)
  • サプルメントキーを使用したより高速なアクセス(BGREP、BGEN、BDUMP)
  • データオンリーファイル、 BUTIL 形式ファイルを使用した高速なアクセス

メンテナンスツールとして

  • 削除レコード数の確認(BCHK)
  • 削除レコードを取り除き Btrieve ファイルを最適化(BINDEX)
  • 通常のユーティリティーで修復できなくなった Btrieve ファイルの修復(BDUMP、BGEN)
  • データ修復を dbMAGIC のメニューに組み込み(BCHG, BDUMP, BGEN)
  • データ修復を伴うアプリケーションのバージョンアップを自動化(BCHG)
  • 開発版 dbMAGIC がなくてもアプリケーションのバージョンアップ可能(BCHG)

BTOOL for MAGIC を使ったオペレーション実例

  • パソコン本体: NEC PC 9801DA2(386 20MHz)
  • OS:MS-DOS Ver.3.3C
  • NOS:NetWare 386 Ver.3.11J
  • SERVER:SONY QUARTER L PCX-720S5(486SX 20MHz)

以上のハード/ソフトウェアを用いた実作業例で BTOOL for MAGIC の効果を実証。

  • SAMPLE 1
    住所ファイル全 6978 件中に”愛”または”長”を含むレコードの検索(NetWare上のドライブ)
    (-BOはButil形式出力オプション)
dbMAGIC 355秒
BGREP 44秒(8.1倍)
BGREP-BO 11秒(32.3倍)
  • SAMPLE 2
    住所ファイル全 6978 件をテキスト出力
dbMAGIC 244秒
BUTIL-SAVE 78秒
BUTIL-RECOVER 80秒
BDUMP-BO 6秒
BDUMP 13秒
  • SAMPLE 3
    住所ファイル全6978件へ、テキストから読み込む
    (dbMAGICのプログラムは表示なし/共有”N”dbMAGICによる最もスピードを優先した指定)
NetWare上のドライブ LOCALドライブ
dbMAGIC 219秒 423秒
BGEN 115秒 183秒
BGEN(サプルメント) 73秒 206秒
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